全然信じられないまま、おじいちゃんの入院している病院に着いた。



母親だけ車から降り、病室に向かった。



私は全然信じられない気分で待っていた。




母親は葬祭屋さんの車で家に行くと言ってその場に残った。



私は先に家に行って母親の到着を待っていた。




そして葬祭屋さんの車が到着し、トランクの扉が開いた。




そこには白い布に包まれたおじいちゃんの姿が。



私は無意識のうちに手を握りしめていた。



なるべく見ないようにしていた。



泣きそうだったから。