それからは、学校の話をして…ばいばいした。家まで送るって言ってくれたけど…私は遠慮して一人帰った。 「遅い」 『え?』 家の前にはお兄ちゃん…どうして? 「鍵、おまえに貸しただろ?」 そうだ。お兄ちゃんバイトで…けど 『早くない?』 「いろいろあって、早上がりしたんだよ。携帯見ろよな。」 『あっ、ごめん。』 携帯をみれば着信が三件。 10分ほど前から… 「早くあけろ。」 『はい。』