『高校生になってからは頑張ってるよ?それでも、まだ迷惑かけてる?!』


「道端でデケー声だすなよ。それが迷惑。」


『っ、お兄ちゃんはいつも私をバカにして…無視する。それが一番辛い…』


「は?しょうもないこと言ってんなよ。」


しょうもない?


しょうもないことなんてない!


『私にとっては大切なんだから!!』


「お前にとっては、だろ?俺にとったらどうでもいいんだよ。」


『っ、大っ嫌い!』


「は?」



『大っ嫌い!!!ばか!!!』


私はそれだけ言って家まで走って帰った。お兄ちゃんにとって、私は迷惑な存在でしかないんだ。


私なんて妹いらなかったんだ!



本当に…私だけが…こんな気持ちなんだ。



『っ、』



バカみたい。本当に…
私はばかだ。