『おっ…』
兄として…お兄ちゃんだから…お兄ちゃんって呼んでた。だけど、もういいんだよね??
お兄ちゃんって呼ばなくても…
『っ、…かっ……要っ!!!』
「は?」
っ、どうして、怒ってるの?
『私の話なにも聞かないで行くとかやだよ!!麗さんのとこ行かないで!私の隣にいてよ!!!』
「なに言ってんの?わかってんのかよ…意味。」
『わかってるよ!!私の方が好きだったもん!お兄ちゃんって呼んでたのも…好きって気持ちが溢れないようにしてた。本当はお兄ちゃんなんて呼びたくなかった!!』
何言ってるかわかんない…けど…
『兄妹でいたら、ずっと一緒にいれるって…その理由だけで血が繋がってるって…その絆は大切だった!でも…要が私を好きなら…そんな血いらない!!いつも思ってた…こんな血抜きたいってー他人になりたい!好きって言いたいって…いつも…本当に思ってたもんっ、』
「っ、お前…」
『すき、好き…本当に…』
涙で顔はぐちゃぐちゃ。
本当、何言ってるんだろう?
「祈…ありがとう。キレながら告白されたの初めてだった。」
『っ、』
「付き合おう?」
何も言えなくて…私は必死に頷いた。