次の日。


私は母親と一緒に家の片づけを始めた。



片づけている間も余震が来る。



そのたびに弟たちを抱き締めて安心させてあげた。



2日経ってから、私はおじいちゃんの家に行った。家は壊れてはいなかったけどあちこちが崩れてたり物が落ちたりしていた。



おじいちゃんは私たちの顔を見るなり、泣き出してしまった。私もつられて泣いていた。





大好きなおじいちゃんとおばあちゃんが生きてて良かったって純粋に思えた。



こういう時って、当り前のことが嬉しく思えたり幸せに思えたりする。





頑張らないとっていう気持ちが湧いてくる。


私にできることって何がある?



そう考えた時にある一つのことが思い浮かんだ。