隼人さんに
「あの、私ちょっと、家戻ってもいいですか?妹とか弟が心配なので…。」


と言っていた。もちろん隼人さんは危ないからと言って私のことを止めた。




でも私はその手を振り切って走り出していた。





家に戻る道も何もかもめちゃくちゃになっていた。




早く顔が見たい。




不安な気持ちは募るばかりだった。




私の家の前まで来て愕然とした。




隣の家の塀は壊れて崩れていた。



私の家も外に置いてあった鉢植えは全部落ちてるし塀は崩れかけてる。