「おい、帰るぞ。」

「うん…。」

俺たちは、あの日から毎日一緒に帰っている。

「桜ちゃんたち、バイバイ☆」

「「「バイバーイ」」」

羽海は、真田たちに挨拶したあと、俺のところに来た。
なんか今日メイク濃くね?
…あぁ、あいつらか。

ったく、こんなかわいくしたら虫が寄るだろ。
つか、あいつら絶対なんか企んでるな。

「おい、」

「え?」

「お前さ、ケバいの似合ってねぇから。やめろよ」

「なんでっ…?せっかく桜ちゃん達がしてくれたのに……。」

やっぱりあいつらか…。

「あいつらがやったとか関係ねーじゃん。」

「なんで…なんで海はいつそうなの!?」