同級生や部活の先輩以外の上級生は、 わたしの事を“百合姫”と呼ぶ。 誰もわたしの名前を呼んではくれない。 それに、どこか距離を感じる。 だから、学校ではほとんど先輩たちといることが多い。 寂しいと感じたことはない。 わたしには舜一と先輩たちがいれば十分だから。 わたしの生活はチア中心。