「キャアッ…!」 ドスンッ! 「危ねぇ…。また俺のところに飛び込むためにスッ転ぶの?」 あたしは、誰かに引っ張られて転びそうになった。 そして…。誰かに抱き締められて、支えられた。 この綺麗な声。 あたしが後ろに振り向く。 「俺、誰かのせいで学校もいけないで、冷たい事言われて、飛び付かれて、どうすればいいの? 責任……取ってくれる?」