あたしは今、彼の身体にもたれ掛かってる感じ。


温かくていい匂い。



そういう問題じゃないけど、

あたし今相当変態。


変人。



「おい。」


電車が動き出して1分ぐらい経った頃、

頭の真上から低い声がした。


初めて聞いた彼の声。


低くて綺麗…。



返事しなきゃなんだろうけど、
今のあたしに勇気はありません…。