私は、優磨くんと一緒に
時を刻めるのが嬉しくて
幸せで、幸せすぎて、たまに
泣きたくなった。

そんなとき、事件は起きた。

それは、みんなで遊ぶ予定だったのに、
実花が遊べなくなって、
3人で遊ぼうかと、思って
トイレに行った絢斗くんの帰りを
優磨くんと待っているときに
起きたんだ。

「なあ、由美。」

優磨くんに名前を言われると
この在り来たりな名前もいいかなって
思える、
本当に恋ってすごい。

「何ー?」

「あのさ、俺さ…」

そういいながら、俯いた優磨くん。
心配になって、

「?どーしたの?」

顔を覗きこんだら、

すごいスピードで腕が伸びてきて、
肩を引き寄せられて、優磨くんの
腕の中に収まった。

「ちょっと、優磨くん?!
どーゆこと?」

優磨くんは、黙ったまま。

こんな状況、胸が高まって苦しいよっ

「優磨くんっ!苦しいーっ」