このときが、一番幸せだったかも
しれない。
好きな人との同じ空間を
ひみつにできることが
何より嬉しかった。
それが、例え一方通行な想い、でも。
それから2年生になって、
まさかの優磨くんと同じクラスになれて、
実花も一緒で、当時実花が好きな男の子の
絢斗くんも一緒で、3年もこのクラスで
いれることが嬉しくて嬉しくて
仕方がなかった。
それから4人で遊ぶことが多くなった。
必然的な流れだったと思う。
私が優磨くんを好きなのは、
実花も知っていたし、実花も絢斗くんが
好きだったし、それに、絢斗くんと
優磨くんは、同じバスケ部で、
中学校からの親友みたいだった。