「ほんとに大丈夫か?」

―コツン―

「ッ///!!!」

なんと祐也がおでこをくっつけてきた…

こいつわざとなのか!?
なんかさっきから私だけおどおどしてかっこ悪いしっ

「やっぱ熱あんじゃねーの?体温計もってくる」

そう言って裕也は部屋からでていってしまった











――はぁ…。
裕也って確信犯だよね…
私の気持ち分かってるのか分かってないのか…




「…桜。ほら、熱はかれ」

「うん…」

だるい体を持ち上げて体温計を脇にはさんだ

――ピピピピッ――

「…38度5分か。」

そんなにあったんだ…
たしかに熱いかも…

そういえば…

「裕也、学校は?」

「あぁ、今日は俺と桜休むっていってるから大丈夫」

え?えぇ??
なぜ裕也まで…

「な…なんで?」

「だってお前んち両親2人とも仕事だろ?」

そ…そりゃそうだけどさ…

「またさっきみたいにぶっ倒れそうになったら危ねーだろ。それにおまえのことだからまた1人で無理しそうだし」

うっ…
当たってます…

「だからさ、」