「そうだな。ただ、お前の霊力の強さに耐え切れなかったのはお前自身だ」


そっか。だから服がボロボロに・・・。


「だからこれから妖に関わる場合は巫女服を纏え。そんじょそこらのとは比べ物にならん位この服は役に立つ。特別仕立てだ」


おばあちゃんも使っていたんだよね。


おばあちゃんも、もしかして言霊を操れたりしたのかな─。



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「はぁ。やっと出来た」

「ご苦労」


墨なんか滅多に使わないから、手が墨だらけになってしまった。


「ちょっと手洗ってくるね」