そっとヒカルの髪に触れる。 ヒカルの事、好きだ。 好きすぎて、触れることが怖くて。 だからこうして、寝ているときにしか触れないんだ。 「好きだ。」 思わずもれた声。 「バカだし、お菓子しか作れないし、男嫌いだし、マスク付けるときの方が多いし、引っ込み思案だし、だけど、だけど。」 だけど俺は・・・。 「ヒカルの事、特別な意味で好きだ。」 それだけ言って、スポーツドリンクを買いに行く。