「あー、ヒカル知らない??」



結局うまいところ美羽を捲いて、校内を探しまわってる。



どこだよ。



絶対、この学校内に居るんだ。



鞄あるし。



「あーなんか、美羽ちゃんが連れてるの見たよ。三時間・・・四時間前??」



「さんきゅ。」



俺は走った。



美羽。



その名前はあいつしかいない。



俺は思いっきり教室のドアを開けた。



まだそこには生徒が大勢残っていた。



「美羽!!」



俺の顔、今、歪んでるだろうな。