『frm 奏太
sb 無題

ごめん 別れよう。』


「………え」
「…なにこれ」

徐々に状況を理解していく女子たちに対し
あたしの頭は真っ白だった。


わ か れ よ う ……??

あたしたち 分かり合えてたよね?


好きだってゆってくれたじゃん

徐々に 携帯に映し出される文字が
歪んでくる。


あたしのどこがいけなかった?


あたし 別れるの?


「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


あたしは 泣いた。

きっと 今までの15年間の中で
いちばん泣いた


三奈やハルカやみんなが
なぐさめてくれたりしたけれど

やっぱり あたしは 泣き止めなかった