そして家へ帰ると同時に、雷は深いため息をついた。
「ふぁ~…。気分悪い」
璢維人はそんな雷を見てクスッと笑った。
「買えたの…?」
「うん。水色のカラーコンタクトを買ったんだ。ちょっとつけてみようかな」
僕は鏡の前に立ってコンタクトを入れてみた。
鏡に写る自分が別人のように見えて驚いた。
「黒ウサギ似合ってる!俺もつける~!」
「気分悪いんじゃなかったの?」
「えへへ!もう大丈夫!治った~!」
雷はコンタクトをつけた後、鏡の前でポーズを取っている。
「わぁー!カッコイイ!」
やれやれ。雷といると疲れる事ばかりだ。
でも楽しいけど。