電車の中に数人の高校生がいた。




「黒ウサギ、興味あるの?」



雷は悪戯な顔で僕をからかう。






「いや。僕は人間が嫌いだから…。でも少しだけ興味ある」




前から少し、僕と同じ年の人間はどんな生活をしてどんな事をしているのかが気になっていた。







「ははっ!まぁそうだろうね。俺達の今までの生活は普通の人間には想像もできないだろうからね!」





雷も少し気になってたのかな。





でも僕は人間に戻りたいなんて思わない。





だって殺しは楽しいんだから。