〜夜〜
 賢:『卒業おめでとう!』


理恵:『ありがと♪元気?』


思ったより普通に

思ったより普通の会話が続いた。

10分後、本題に入った。


賢:『俺さ、離婚したんだ。』


理恵:『えー!?なんで!』

話を聞くと私と最後に会った日
離婚する決心をしていたらしい。

前から別居が続いていたし
嫌々でやっていた、あっちの世界からも足を洗い
徐々に自分の事を解決してこうとしていたと言う。


だから私に全部、打ち明けてくれ
私にちゃんとした思いを伝えようとした時

私が出ていってしまい
伝えれず居たと言われた。



 そして私とやり直したいと言ってきたが。
私は断った。
だって、もし戻ってもうまくいかない気がしたから。

私はこれでいいんだと思った。





   〜高校〜
 あれから賢と連絡はとっていない。

私は地元から離れた高校へ通っている
新たな人生を築こうと

生き甲斐を持った生活を送っている。

悪い経験がいい人生を導く。

そう勉強した。


光へ向かって歩み続ける。