1日が早く感じた。

すぐに放課後になってしまい
沙羅が大悟に告白する時がきた。

今日も恒例の場所へ心菜達に誘われたが
自分は後から行く事にし学校に残った。



 ほとんどの生徒が帰り
静かな学校。

部活のミーティングで残っていた大悟を
裏階段に呼び出した。

沙羅の所へ連れて行く前に
自分が先に思いを伝えても良かったが。

沙羅を裏切る訳にはいかない。

友達を選んだ。


 沙羅と大悟を2人きりにさせる。
沙羅に残っていてほしいと言われたので
自分は玄関で待つ事にした。


そんなに時間はかからなかった。

30分くらいしてからだろうか
沙羅が玄関に来た。



理恵:『どうだった?』


沙羅:『付き合っちゃったぁ☆』

予想はしていた。
沙羅の笑顔を見て?憎たらしいなんて思わなかった。


沙羅:『明日、遊ぶんだ♪』

2人で学校を後にし喋り続けた。

ほとんど沙羅が嬉しそうに話すのを
聞いているだけだったが。


沙羅:『理恵ちゃんも一緒に遊ぼう?』

(バカだ。普通2人きりで遊ぶもんだろ…)


結局、大悟と沙羅と
何故か豪輝と自分が遊ぶ事になった。

豪輝もいい迷惑だろうに。



理恵:『ぢゃぁ心菜達んトコ行くから!
バイバイ!』


沙羅:『うん。今日はありがとう☆
後でメールするね〜』

沙羅は帰宅し自分は心菜達が居るであろう
服屋へ向かった。



 でも1人になると、やっぱり考え込んでしまう。


そして兼にメールを送った。


▼ 付き合ってもいいよ。▲


すぐに返信はこなかった。

(何送ってるんだろう…)
自分の理性が壊れたみたいだ。



 やっと心菜達と合流した時
蓮音が店員に目を付けられていた。

蓮音は気付かず物を持ち
店内から出ようとした時!!

店員:『君!ちょっと』

蓮音は驚いたまま動かない。


理恵:『すみませ〜ん。
これって他にサイズないんですか?』


店員:『あっ少々お待ち下さいね〜』

店員は先に蓮音の万引きの方を
解決させようとした。