沙羅:『ほらぁ〜たまに部活で体育館が一緒になるでしょ?
そしたら準備とか片付け手伝ってくれてさ〜
優しいなぁって☆』

単純!しかし自分も同じトコに惚れた。


理恵:『へぇ〜ぢゃなくて〜
いつからか聞いた。』

(沙羅、なんか大悟の事を話す時…
嬉しそうだな。)


沙羅:『あっそっかぁ〜ゴメンゴメーン!
中1の冬休みくらいかな〜』

(自分の方が先に好きになってたし!)
と心の中で叫ぶ。
負けず嫌いな自分。

その頃はまだ自分も部活をしていた。
海美とモメる前だ。


沙羅:『それで、ずっとずっと理恵ちゃんに相談したかったんだょ〜
なのに海美ちゃんとこ行けって言うから↓』

今だから良かったと思う。
多分あの時期に、この話されてたら
沙羅を嫌いになっていた。


理恵:『そうだったんだ。悪かった。。
協力するよ!』

心にもない事を言ってしまった。


沙羅:『ありがとう〜!
最近さぁ大悟くん杏ちゃんと仲良いでしょ?
んで理恵ちゃんも杏ちゃんと仲良いから頼みたかったんだぁ☆』

(沙羅の狙いどうりか。まぁいいわ! )
ヤケになっていた。



チャイムが鳴ったので
次の休み時間に続きを話すとして教室に戻った。



教室では心菜と蓮音が話していた。


蓮音:『私さぁ理恵好きぢゃないんだけど〜』

ついに本性が出た!


心菜:『は?なんでだよ』


蓮音:『だって何!?
携帯持っただけであんな偉そうなの?』


心菜:『なんも偉そうぢゃないべ?
うちらだって持ち始めたし。』

心菜ゎ笑いながら返している。


蓮音:『しかも、カラオケん時!絶対逃げたよ!
うちら置き去りにして自分だけ〜』


心菜:『それゎ〜…
うちも思ったけど』


…!!!

先生が来た。

心が沈む。
蓮音の本性は知ってたが…
自分の事を言われると

さすがにショックだ。