その後、先生と母さんは少し世間話をし
先生は帰って行った。

母さんは自分に話し掛けようとしたが
自分は部屋にこもった。

頭の整理が出来ない。
明日からどうしたらいいのか。

考えに考えウトウトし始めた頃
インターホンが鳴った。

携帯のセールスらしい。。
(あっ携帯がほしい!)

すぐ玄関へ行った。


理恵:『母さん、もしもの事が心配なら携帯持たせてよ』

ただの、こじつけだ。

母:『まだ中学生よ?
……解ったわ!
母さんのと一緒に買いましょ♪』

結局、母さんも買い替えたかったらしい(笑)

即契約。
携帯が持てた嬉しさに寝るまで携帯をいじっていた。


 翌朝

夜中まで携帯をいじっていたせいか寝坊。
急いで準備して学校へ。

携帯も持ってきた。
もちろん学校では禁止されている。

携帯の事ばかり考えて昨日、
先生に言われた事を忘れていた。


 授業中になったが
先生の話も聞かず隠れて携帯を見ていた。
すると1通のメール


  こんちわ〜☆俺とメールしない?
          兼一。[けんいち]


(は?誰こいつ。)

『理恵〜バレるよ〜』

心菜の声でハッとした。

心菜:『携帯買ってもらったんだぁ〜いいな〜』

理恵:『親が、何かあったら困るからって買ってくれたんだ。
心菜も買ってもらいな?』

心菜:『おう!そうすっかな↑
出会い系とかやってみたいし♪』

理恵:『は?何言ってる?』

目が点になるほど驚いた。
けど心菜は笑ってる。

心菜:『驚きすぎ〜。
ほらぁたまに、いい男いるらしいし
年上なら金に苦労しないぢゃん♪』

なんてゆー考えだ。

先生:『こら!聞いてんのか?そこ〜』

焦って携帯を落としそうだった。

心菜:『それに皆が携帯持ってれば、おとついみたいにヘマしなくて済むんぢゃないかな〜って!
なんらかの情報回ってくるでしょ』

カラオケ店での出来事の事だ。

何かトゲがある言い方。。

そりゃそうだ自分は帰った事でまぬがれたんだから。


先生:『いい加減にしろ!そこ〜』

心菜:『ごめんちゃ〜い。』