2時間の朝練を終え
孤立しつつも片付けをして教室に向かった。


帰宅部が朝の会ギリギリに登校してくる。
(羨ましいなぁ〜)




そして授業開始のチャイムが鳴った。



 先生:『得点表をくばりまぁす!』




成績が良くても悪くても
喜ぶ生徒は居ない中
くばられ始めた。




『理恵ちゃ〜ん順位勝負な↑』




仲の良いクラスの男子が声かけてきた。



理恵:『あんま自信ないけど〜いいよ!
負けたら給食運びだぞ♪博[ひろし]』



自信はあり!
給食の時、取りに行くのが面倒だから
机まで運んでもらうのが狙いだった。



結果、自分ゎ学年168人中23
学級40人中7。


博ゎ学年46の学級10。
(勝った☆)




博:『あー?理恵ちゃん、やっぱ頭いいなぁ〜』



理恵:『ぢゃ頼むよ』




残りの時間は実習になった。
周りと騒ぎ
あっという間に休み時間になる。




 廊下に出ると




『理恵ちゃん順位どぉだったの?』




部活でも普段でも仲の良い沙羅が
駆け寄ってきた。




理恵:『前より良かったわぁ〜沙羅は?』



沙羅:『ん〜下がっちゃったさぁ↓
勉強教えてよー今日さぁ…あっ!……』




急に話が止まった。



目線の先には海美が居た。




理恵:『いいよ。行って』




沙羅を突き放した。



たぶん沙羅は海美に


”理恵と関わるな”


とでも言われていたんだろう…
あの気まずさとあの雰囲気は。



突き放したのは沙羅の事を思っての行動だった。



そして自分ゎ足早に教室に戻った。