4月10日


都立M高校


「はぁぁ」


今日は入学式


岩瀬 梨奈(いわせ りな)は1年A組の教室にいた。


入学式はもう終わっていて教室には梨奈しかいない。


「やだなぁ...」


梨奈は入試で学年1位だったため学級委員長としての仕事を任されていた。


みんなに配る資料をホチキスでとめるという雑用をしているのだ。


ぱちんっぱちんっ....


そこへ一人の少女が駆け込んできた


「つかれたーっっ!」


少女は梨奈を見つけたらしくにやにや近づいてきた


梨奈「な....なにかな?」(あれ?...この人...小河原さんだっけ?)


そんな梨奈に少女は


「あたし、小河原 実璃(おがはら みのり)!えっとぉ...学級委員長の岩瀬さんだっけ?何してるの~?」


梨奈「資料をホチキスで止めてるの。小河原さんはどうしたの?」


実璃「あたしは忘れ物取りに来たの!机ん中に携帯わすれちゃってさぁ...ままに取ってこいっておこられちゃって」


実璃は明るく笑って机から携帯を取り出して梨奈の隣に座った


梨奈「あれ?帰らないの?」


実璃「いや、大変そうだから手伝うよっ★実璃、暇人だからさ~」


梨奈「ありがとう(*^^*)」





これが2人の「出会い」だった