そして…

「アリン、前へ…」

「…」

元老院の偉いさん達は、私に一振りの剣を差し出した。

天使が剣を持つ、それは上位の天使に与えられる称号の様な物だ。

私は天使では無い、と言うのに…だ。

私には解らない。

私はここに来て、一体何をしているのか…

ただただ、自身の謎に疑問ばかり浮かべてしまう。