「初対面の奴に、握手なんてするものか」

私は冷たく言い捨て、背を向け小屋をでようとした。

「お前も早く出ていけ。
ここは私の家だ。」

「そ…そんな…。
ちょっとぐらいお話を…」


私は振り向き、

「そうか。
勝手に入ってきてそのセリフとは。
私は男は嫌いでな」

するとレオンはしょんぼりして、小屋を後にした。

「はぁ~。」

レオンがかぶっていた布をたたんでいたら、思わず溜め息が出てしまった。