やはり男だった。

私は布を持ったまま棒立ちしていた。

…なんて美しい男なの。

私はその容姿端麗な男に見とれた。

ぼーっとしていると、男は立ち、

「俺はレオン。よろしく」

といい、握手を求めるように手を差し出した。