近付き、布をはぐり顔を見た。

やはり女だったか?

いや、でも見たところ胸らしいものはないようだ。

布を全部取ると、その人は目を覚ました。

私はなんと言えばいいのかわからず、黙ったままで相手の言葉を待った。

「こんにちは。
アビゲイルさん」