「あ、そういえば今日は何の用事なの?」
レイニィは突然聞いた。
「さっきヤマネコを狩ったの。
毛皮を売ろうと思って。」
「ちょうどヤマネコのが欲しかったのよ!
10ドルで買い取るわ。」
「ありがとう。」
私は袋に入ったヤマネコを手渡した。
レイニィは嬉しそうにヤマネコを袋から取り出し、広げた。
「うわぁ、これすごく大きいのね。」
「そうよね。
あ、そうだ、ナイフケースない?」
私はバタフライナイフを入れている布製の入れ物が破れたことを思い出した。
「あるわ。
何色がいい?」
「黄色で。」
レイニィはレジスターが置いてある棚からナイフケースを出した。
「はいどうぞ。」
「ありがとう。」
私はバタフライナイフを新しいナイフケースに差して、腰の後ろの方につけた。