転校初日。俺にとって最悪な日

なぜ最悪かと言うとそれは…

「えぇ…えっと今日から新しくこの学校に通うことになった転校生がこのクラスに来るぞ~まぁ適当に仲良くしとけよ」

おいおい結構転校生の扱い雑だな

「おっおい佐々木入ってこい!?」

入ってこいって命令口調かよ…。

とっとりあえず深呼吸してみるか…

ははぁ~。

よし入るか…。

ーガラララ。

「えっ…うそっ?」

「えぇ!?ちょっと…」

「やばい、やばいって」

女子が騒ぎはじめたな…こういうのって俺正直苦手。

まじでやめてほしい…。

「えっえっと…佐々木柊夜です。よろしく、な?」

「「キャーーー」」

あぁ~うっせぇな…。キー、キーうっさいな!どこの動物園の猿たちだよ!!

「やった~転校生超イケメン~!」

「そうだね、あっこっち向いたぁかっこいいなぁ」

あっちに向いてないし…というかおまえらの会話丸聞こえだし

なにがかっこいいだのイケメンだのふざけんなよ好きでこんな顔に生まれたわけじゃないし…

ったくムカつくな。

授業も終わったし、姉ちゃんのところにいって一緒に帰るか…

って二年生の教室ってどこにあるんだ?

「バ~イ、バ~イたつみ!」

「また明日ねぇみおりん♪」

チャラ男か…どの学校にもいるんだなチャラ男って…

「ムムっ!?君は噂の転校生だね!?」

女子より面倒くさいやつにあってしまったよ

「ねっ!確か名前は…佐々木柊夜君だっけ?」

なんで俺の名前をしってるんだ?

「なんで俺の名前知っているんだ?」

「俺、こう見えて学校一の情報通だからさぁ何でも知ってるよ♪」

面倒くせぇやつだな。

「でっ、俺になんか用あんの?」

「いやぁ~なんかさ、佐々木君困っていたから人助けしようかと」

「あっそ、そりゃどうもだがあんたの力は借りたくないな」

「あんたって…俺の名前知らなの」

あんたが自分の名前名乗ってないからな

「俺の名前は…水島巽。たつみっていって!」

あぁそうですか~そりゃどうも

「でさぁ~今から今日、佐々木君と同じ日に二年生の方に転校生きたんだよね」

だからなんだよ

「ふぅんだから」

「今から見に行こうぜ♪」

「はっ!?意味わから…」

「じぁ今から見に行こう!」

はぁ!?俺行くとか一言もいってねぇだけど…身勝手なやつだな