俺は今日一目惚れというものした。名前はそう…佐々木奈々。

めちゃくちゃかわえぇぇじゃん!やっばいもし…学年マドンナ白石にすらなにもかわいいとか好きとかの感情がない俺に恋?

…考えられない。まさかこの俺が!?

しかも今日俺はその奈々に告白するとか…

俺って意外に行動派なんだな

「おいっヒロ、ヒロってば!!…さっさと目をさませ!」

ーバチッ。

「いっ…痛っ~。おいっ椎名!ふざけんなよ」

「だってヒロ何度呼んでも気づいてくれないからさ」

「…って巌ちゃんの説教終わったのか?」

「うん。それで巌ちゃんヒロにすっげぇー怒ってた。」

「えっまじで?」

「…あほ」

「おいっ!椎名あとで覚悟しろよな」

「そんなこといっていいのか、ヒロお前さ…」

「わかってるよ…大丈夫だから」

「…うん」

そんなことって別に大したことないし。。また問題起こしたり親父ガチギレだろうな…ははっ

「あれっ?奈良は?」

「あぁ奈良は長谷川を迎えにいったよ」

「ったくまた幼なじみ同士イチャイチャか…いいなぁ~」

ずるいぞ奈良、俺に少しお前の気持ちわけてくれ~。…って無理か

「ヒロ、奈良に嫉妬か?」

「うるせぇ~椎名。お前はいいのか?彼女とか~」

「別に…困ったことないし」

…。あぁよかったなぁ学年一のモテ男。

「狙ってる女子とかいんのか?」

「…うん。いるよ」

…!?まさか椎名が!?女子に興味がない椎名が狙ってる女子がいるとは
それを知った女子は大興奮するだろうな

「で、その狙ってる女子は誰?」

「…なんでヒロにいわなきゃならない。別に誰だっていいだろ」

ムっ…ムカつくやつだな。あれっ?俺なんか大切なこと忘れてないか?

…なんだっけ?

「あのさ、ヒロの隣の席の転校生…」

あぁ!?思い出した!渡り廊下にいかなくては…。

「悪りっ…椎名ちょっと用事思い出した。話はあとで!」

「おっおい!」

「それじゃ!」

すげぇ大切なことわすれてた。やべぇ思いだしてよかった

危ない、危ない。