ふっと浮上した意識に目を開けば 見知らぬ人間が必ず倒れていた。 服についた血痕の後で嫌でも現実を見せられる。 汚れた記憶も全部全部なくなってしまえばよかったのに。 何度思っただろう 涙が出る すべてが終わったあと。 「…ごめんなさい」 そう言うことしかできないんだ