それに、
ミナミたちが羨ましく思えた
あきなはいつも通りあんま喋らなかったしちょっと離れていた
ミナミ達は、ちょっとカッコイイ男子に囲まれて
自分の身が危険にさらされる可能性が高くても
守ってくれる人がいる
守るって言った人がいる。
淡い番犬。
それに
あのルカって男―――――――…
きっと、総長?様じきじきミナミ達を出向いたってことはいちゃんと謝罪したかったのだろう
それだけ関係のない人を巻き込んだ罪は重い
けど
私達には冷たい瞳しか見せなかった
私と、あきなだけ…
それに
ルカって男は"アイツ"に似てる感じがしたから。
似ているといっても見た目ではなくなんとなく。
雰囲気に近いもの
ふと「あ、なんか似てたかも」程度なのだ