学校の放課後は6時くらいまで厳守になった
小学生みたい。
「あ、礼央ちゃん。」
「はい?」
「とにかく君も危ないから気をつけてね。夜はフラフラしないこと」
「…はい」
直さんの可愛い笑顔にすこし躊躇した
優しい声、優しい笑顔、優しい人。
守れない約束。
私の中の憎しみや苛立ちはきっと消えることを知らない。
思春期だからこそのものもあるけれど、積み重なった憎悪にはかなわない
自分自身をぶっとばすぐらいの憎悪に。
あげはとみなみは直さんの車に送ってもらうようで、
勧められたけれど、私とあきなは二人とは正反対の方向だから断った
…ルイ、かぁ