「―――…」 誰かが私の名前を呼ぶ。 けれどそれは"私"の名前じゃない。 本心ではわかってる。 いつの間にか私は私じゃなくなっていた。 「嘘つき」 うん 「大嫌い」 うん 「大好き」 うん 「愛してる」 うん うん、うん、うん。