「っははははは!

 だからうちのクラス、中々出なかったのね。椿らしいねー!!」

「笑いにきたの?モモ。」


頬を真っ赤に染めて机に突っ伏す。

恥ずかしい。恥ずかしすぎるよ。


あれから私は猛スピードで体育館から退場した。

目立ってはいたけど、うちのクラスは元々退場の順番が最後だったから、幸い他のクラスの人には見られていない。

だけど。多分これから広まるんだろな…


今は教室で先生が来るまで待機。

内部進学生は内部進学生だけのクラスだから、クラスメイトは中学で見た顔ばかり。

私の目の前で私を大笑いしている、モモこと白石桃代もその一人だ。