ガチャ・・・。
ドアを閉める・・・・。

美恵のアパート出て、わたしは空を見上げる。

きれいな青空広がっていた。
 

昨日の闇の中の夜との変わりようにジーンと胸が痛み、涙の雫がぽろりと落ちた。

「じゃあ、私行くね!」

「うん、ありがとう
  美恵!」

「無理しないでね、結花」
  
わたしは涙をこらえながら、

「うん!」
 
手を振って去っていく美恵。

美恵とさようならをして、空を見上げ、ガッツポーズで気合いをいれる。


「今日から仕事に集中、何も考えないくらい集中してやる!」


少し前向きに仕事場へと向かっていく。