しばらくして、私の心が少し落ち着いてきた。

美恵が優しく私に問いかけてきてくれた。

「結花?どう大丈夫?」

「うん・・・だいぶよくなった」

泣いてる表情を少し残しながらわたしはニッと微笑んだ。

「よかったら風呂入って来なよ!少しはすっきりするかもよ」

「ありがとう!じゃあ、そうさせてもらうね」

私は立ち上がりお風呂にコトンコトンとゆっくり歩いていった。

私の背中から美恵の視線を感じた。

少しだけ後ろを振り向くと、
美恵が心配そうな顔で私を見つめていた。