美恵が私の目の前に立ち止まり、
心配そうな顔で、

「結花大丈夫？」

わたしはしゃがんだまま、顔を上げてみた。

「美恵・・・・」

美恵が来てくれてすごく嬉しくて、わたしは美恵に飛びついた。

その行動と同時に一気にまた涙が溢れ出す。

溢れ出す感情は止まらない。

美恵は泣きじゃくっている私を抱きしめて優しく包んでくれた。

私は顔を上げて、美恵を見つめて声を震わせながら言った。