私は両手にストラップを持って見比べてみてみる。

「どれにしようかな」


「もう何でもいいじゃん!」


美恵がムッとした表情で私に顔を近づけて言う。
私は口を尖らせて


「じょうがないじゃん。だってクリスマスプレゼントだよ!悩んじゃうよ」


「もう望と結花5年目でしょ!相変わらずラブラブな二人だこと・・・・」


「でも、最近は望仕事で忙しいみたいでほとんど会ってないし・・・だから早く会いたいな」


「まあそれだけ好きだってことだもんね?」

「うん!!」

私は少し空を見上げて、望の顔を浮かべていた。