ファミレスから出て、私は涙をポツポツ流しながら、雪の中の道をコトンコトンとゆっくり歩いていた。


私のいったい、何が足りなかったの・・・・・何がいけなかったのかな・・・・。

その気持ちが溢れ出すと涙が一気に溢れて止まらなかった。


もう恋愛なんてできない・・・・望のいない世界なんて、私には無理だよ・・・・。

生きてる意味がない気がして、自分の人間としての価値があるのかもさえ考えてしまう。

私は手を震わせながら電話帳から『美恵』を探して、私はゆっくりと携帯のボタンを押して、文章を打った。

美恵に宛てたメール。

「望と終わった・・・」