苦しそうな表情で言う望の姿を見ると私の胸が押しつぶれそうだった。

「なんで、わからないよ・・・・」

望は私の目をまっすぐ見つめて言った。

「ごめん、別れてほしい・・」


私は、言葉が詰まった。

どうして、私には分からない・・。

本当なの・・・。

今、ここで起きてる事が夢であってほしい・・・。

私の中の苦しい気持ちが抑えきれず涙がポロポロ流れてきた。
私は、声をやっと出して、

「どうして別れなくたっていいじゃん・・・もうだめなの・・・・・」

望は静かに私を見つめていた。

「・・・・・・・・・」