「痛いっ!やめろよ!」

私が消毒をつけると望の足がビクッと動く、

「ごめん・・・痛かった?大丈夫?もう少しだから我慢して・・・・」

「大丈夫・・・。てか柏木って本当はすごく優しいんだね」


望が少し顔を赤くし照れた顔で言う。

・・・えっ・・・・。
わたしは驚いて、一瞬、胸がドキッとした。
でも、その一瞬が終わると望のその言葉にイラッとして睨みながら、

「本当はって!何その言い方!」


「・・・・・・・」


望の顔を見ると、くすくすと笑っていた。
私はその望の笑顔になぜか胸がキュンとした。