そんなときなんだか



足音がした




薄暗くてあんまり見えなかった




潤がきてくれたのかと思い




「潤…?」





ひろきがきた





わたしの後をおってたみたいだ






「ひろき…」





ひろきは
「あんな手紙ごめん…
三浦にみられたんよな
ごめん…でも気持ち伝えな俺ほんまにしんどい
藤堂がすきやってん中学のときから…」



わたしはひろきに
「ありがとう…気持ちは本当にうれしい
でもわたし…
わたしね潤がすきなの…」



ひろきは
「分かってる…」
そういってなんだか泣いているみたいだった。



わたしは驚いて
「えっ…ごめんひろき…」