それから毎日のように
高山が矢野の伝言としてあたしの所へやってくる。
あたしは、それを
待ってたんだ…

どこかで楽しみにしてる
自分がいた…

陸上をしてても同じ
グラウンドにいるサッカー部を
見てしまう…

その度に目が合っては
お互い逸らして…

そんなドキドキが何故か
たまらなく楽しかった。