………。



「おい」

「あ…え?」




土方さんが少し困ったような顔をしている。



な、なにか話さなきゃ…だよね?
思い出せ…!!
何でもいいから思い出せーっ!!!!




「あぁっ!水!」

「…水?」

「はいっ、確か水に落ちたような…」




「…そこの記憶はあるのか」


ん?
土方さんがボソッと何か言ったみたいだけど…、まぁいっか。




「んー…夢だったのかなぁ…」



独り言のように呟いた私に答えてくれたのは───