ドンッッ!!

「きゃっ…」
誰かが私にぶつかった。振り替えると、そこには私の高校の制服を着た男子がいた。

「チッ、痛ってぇな…」
その男子は私を睨み付けながら文句を言った。
「なっ、ぶつかってきたのはっ…」
と私が言い終わる前にその男子はスタスタと行ってしまった…。
「綾音?どうかした?」
「あ、なんでもないよ!!」
あの男子急いでいたのかな…?

そんなことを考えながら、学校に着く頃にはその男子のことなんてとっくに忘れていた。