看護婦「あら、海斗君機嫌いいわね」

海斗「そうかな?」

昼食の時間になると来る看護婦さん。
今日の俺はいつもの俺とは違うみたい。

看護婦「なにかいい事でもあった?」

海斗「…別に〜」

看護婦「…今日、朝に女の子入ってきた?」

海斗「…女の子?」

看護婦「亜衣ちゃんっていうんだけどね」

亜衣…ちゃん…

朝の…。

看護婦「海斗君と同じ病気なんだよ。
心臓が悪くて…お姉ちゃんが毎日お見舞いにきててね。」

海斗「あぁ…」

あの人…

看護婦「確か…海斗君と同い年だっけ」

え…

海斗「あんなに美人なのに?!」

看護婦「…あら。もしかして一目ぼれってやつですか?」

海斗「なっ!!」

看護婦「海斗君のそんな顔初めて見た」

海斗「ち、ちげぇよ!!」