「それでは、宜しくお願いね。悠理(ゆうり)」

「任せてよ~私たち、もう何年の付き合いだと思ってんのよ。
幼稚園からずっと一緒なのよ。 瑠璃(るり)の子供の一人や二人、全然大歓迎よ」





「悠理・・・・ありがとう!!ほんと助かるわ。んじゃ、しばらく頼むわね」



母さんはそう言って、アメリカへ戻って行った




親同士が幼馴染ということもあって
俺はここの工藤さんの家に預けられた・・・・







9年前、約束したように俺は日本に戻ってきた。

あいつに会うため、親に無理を言って俺だけ戻してもらおうと。








あいつは、俺のこと忘れていないだろうか・・・・

俺以上に好きな奴ができていないだろうか・・・・






日本に戻ってきていろんなことを考えた。








3時間ぐらい待って、あいつは遅く帰ってきた